紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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  ため池のゴミをなくし、美観を大事にしよう!

 ため池は、景観を楽しみ、昆虫、鳥、釣りなど生物資源を楽しむ貴重な親水空間だ。しかし、一部のため池には、ペットボトル、ビン、空き缶などが多数漂い、せっかくの親水空間の美観がそこなわれている。

 ため池をいろいろな面で楽しもうとするときに、多数のゴミを目のあたりにすると、がっかりした気持ちになる。近くにコンビニエンスストアがあるため池でゴミが多い傾向にある。店に備えられたゴミ箱に捨てずに、ため池に投げ込む人がいるようだ。ちょっとの気持ちの持ちようで、ため池がきれいになる。
 
 大沢池は、筆者が毎月水質調査をしてきたため池であり、ゴミがすごく気になったので、ゴミの回収をしてみた。ちょっとゴミが減ったようだが、冬になるとまた多数打ち寄せられる。

 他のため池でも、ゴミは池の中だけではなく、土手の上や道にも紙や袋が落ちている。ため池に行くときには、ゴミを捨てないだけでなく、ゴミ袋を持って行って、目に付いたゴミを回収し、身近なため池の美観を保とうではありませんか。その際に池に落ちないように、くれぐれも気をつけて下さい。

(写真をクリックすると拡大します)
 岩田池の岸辺には、カン、ビン、ペットボトルのゴミが多い。魚釣りの人が、釣りをしながら投げ込んでいるのを見かけたが、釣りを楽しむとともに、ため池の景観や親水空間の美しさも楽しんでもらいたい。
 大沢池の東側の岸壁には、冬になると季節風で吹き寄せられたペットボトルなどが、黒くなったヒシの実とともに多数打ち寄せられる。岸壁から投げ込まれるものもあるだろうが、土手に無数のペットボトルやカンがまとまって捨てられていて、大雨の時などに池に落下するものと思われる。また、大雨の後には、大沢池への流入口から、流れ込んだいろいろなゴミが浮いているのがしばしば見られる。流入する小川のどこかにもゴミが捨てられているものと思われる。
 あまりにも打ち寄せられたゴミが多く、美観を損なうので、思わずゴミの回収をしたが、4袋程度では半分も取れなかったと思う。 

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